できるだけ歯を抜かない、削らない、
治療中の痛みが少ない治療を
最優先で考えます
年をとると自分の歯を失ってしまいます。そして、失われた歯は生えてきません。そのため、今ある歯をできるだけ大切に、歯の寿命を少しでも長くする治療を最優先に考えています。
このような場合は
ご相談ください
- 歯の表面が白く変色している。または黒い点がある。
- 歯みがき後に、歯ブラシに血がつくことがある。
- 冷たい飲み物を飲むとしみるときがある。
- 歯と歯の間に物が詰まりやすい。
- ズキズキするような痛みがある。
- 歯が浮いたような感じがある。
歯を失う 2つの原因
- むし歯
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歯の表面から神経まで、
歯が溶けていく病気 -
口の中にあるむし歯の原因菌が、歯を溶かしていく病気です。
初めは歯の表面のエナメル質。次に象牙質。進行すると象牙質まで溶かしていきます。
- 歯周病
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歯を支える骨が
失われる病気 -
歯と歯ぐきの間にある細菌によって、歯ぐきに炎症が起こり歯を支える骨が溶けていく病気です。
初めは歯ぐきが腫れるだけですが、進行すると骨が歯を支えられなくなり、歯を失う原因となります。
患者さまと歯にやさしい
コントラアングルの使用
- 低回転だから
治療中の負担が少ない -
歯の治療では、「キーン」という高い音が苦手という方がおられます。(特にお子さんに多い)
当院では歯を削る際に「コントラアングル(5倍)」を使用することがあります。一般的に「キーン」という歯医者の高い音がする機械はタービンと呼ばれるもので、1分間に30万回転します。しかし、この「コントラアングル(5倍)」は1分間に1万回転ほどです。
低回転だから、治療中の高い音を含め歯を削る際の振動など、患者さんの負担を減らすことができます。また、歯を削るときに歯に伝える熱を抑えることで歯のダメージを少なくしたり、細かく正確に歯を削ることができるので、歯にもやさしい治療です。
むし歯の治療
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- 軽度のむし歯の場合
- むし歯の箇所を削り、材料で埋めて終わります。
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- 中度のむし歯の場合
- むし歯の範囲が広かったり深い場合は、削った箇所に詰め物をします。
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- 重度のむし歯の場合
- 神経までむし歯に感染している場合は、神経を除去する処置を行います。(根管治療)その後、削った歯をもう一度形成するために、被せ物を作り元の歯の形へ形成します。
できるだけ歯を削る範囲を
小さくするために
- 虫歯染め出し液の使用
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むし歯が浸食している範囲を、肉眼で見分けることは難しいことです。しかし、むし歯染め出し液を使うと、むし歯に浸食されている範囲と健康な範囲を教えてくれます。
むし歯が浸食している範囲を正しくわかって、浸食されている範囲だけ歯を削る。健康な部分は削らない。そのために、むし歯染め出し液を使用し、できるだけ歯を削る範囲を小さくする治療を行っています。
- 高性能な拡大鏡を使用
-
歯を削る治療は細かな作業を必要とされる処置です。当院では、ドイツ・カールツァイス製の世界トップクラスの拡大鏡を用いて治療を行います。
高性能な拡大鏡を使うことで、歯の変色、凹凸、詰め物と歯のすき間などを正確に把握しながら、治療を行うことができ、歯を削る範囲を少なくする治療に役立てています。
歯の寿命を延ばす
歯髄温存療法という選択肢
- 神経を残して、
歯の寿命を延ばす -
歯の神経を抜くと(根管治療)、歯の寿命は短くなります。当院では、神経を残して歯の寿命を延ばす歯髄温存療法(しずいおんぞんりょうほう)を行っています。
これまでは、むし歯が進行してしまうと、神経を除去する(根管治療)選択肢しかありませんでした。しかし、歯髄温存療法という治療によって、神経を残し、歯の寿命を延ばすことができるようになりました。
歯髄温存療法とは、むし歯に浸食されている歯髄を取り除き、薬剤(MTAセメント)という材料でフタをし保護し、残った歯髄を守る治療法です。
歯周病の治療
歯周病の原因は、歯垢
(しこう)や歯石に潜む細菌
- 歯周病治療の基本は、
歯科衛生士による歯垢と歯石除去 -
歯周病は、歯垢や歯石に潜む細菌によって、炎症が起こり、歯ぐきの腫れや出血が起こる病気です。進行すると、歯を支える骨が溶けていきます。最後には骨が歯を支えることができずに、歯が抜けてしまう原因になります。
そのため、歯周病治療の基本は、歯科衛生士による歯垢と歯石除去です。歯石が歯ぐきの奥深くまで付着している場合は、麻酔をして歯石除去を行います。また、歯垢と歯石はきちんと毎日歯みがきをしていても除去できませんので、どうぞ定期的に歯科衛生士による歯のクリーニングを受けてください。
歯の寿命を延ばす
歯周組織再生療法という選択肢
- 歯を支える組織の再生を促して、歯の寿命を延ばす
-
歯周病が進行すると、骨を含む歯を支える組織が失われていきます。歯科衛生士による歯垢と歯石除去によって、歯周病の進行を止めても失われた歯周組織は回復しません。
歯周組織再生療法は、歯周病によって失われた歯周組織の箇所に薬剤を入れ、歯周組織の再生を促す処置です。保険適用の場合は、リグロスというと呼ばれる薬剤を使用します。
この療法が適用できるかどうかは、歯周病の進行度合いや口腔内の状態に左右されますので、関心がある場合は、当院へお気軽にご相談ください。
親知らずの治療
親知らずが正しい位置に生えず、
炎症による腫れや痛みが生じます
- 口腔外科で勤務経験がある
ドクターが治療にあたります -
親知らずのトラブルは、大人になってから口腔内でよく経験するトラブルの一つです。このトラブルは、親知らずが正しい位置に生えずに、周囲の歯茎や他の歯と干渉することによって引き起こされます。その結果、痛みや不快感が生じることがあります。また、親知らずが歯茎に埋まっている場合、周囲の組織に炎症や腫れが生じ、痛みを感じることもあります。これらの症状が現れている場合、お早めにご相談ください。
当院のドクターは、口腔外科での勤務経験があり、そこで親知らずの抜歯を含む口腔内の外科的処置を行ってきました。親知らずの抜歯が必要な場合は、これまでの経験をもとに適切な処置を行います。抜歯にあたって、麻酔の不快感や痛み、抜歯後の治癒期間などに不安や心配がある場合は、お気軽にご相談ください。治療内容と必要性をていねいに説明しつつ、納得いただいた後に治療にあたらせていただきます。
みのり歯科クリニックは
納得の説明と
安心の治療計画
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口腔内写真やアニメーションで
分かりやすく治療内容をご説明します -
当院では治療前後のご説明に力をいれています。
治療前には現在のお口の中の状態をご説明します。痛みや腫れがある場合は、その原因についてレントゲン写真や必要ならアニメーション動画などを用いて分かりやすくお話しします。歯を削る範囲についても事前に説明し了解を得るようにしております。
治療後には、今日の治療内容に加え、これからの治療計画の流れをご提案し、安心して通院できるように心がけています。